系統はクリティカル・ワード 文学理論 読み方を学び文学と出会いなおすに近い。
入試評論文読解の手助けになる。構造主義、ポスト構造主義、ポストモダニズム、マルクス主義批判、ポストコロニアル等、近代理解、現代文が提示する問題点の根底の理解に必要な知識がわかりやすく解説される。
本書はいわば「ポスト理論」時代の文学理論入門書。
原書は、大学での講義用テキストとして使われ続け、版を重ねてきた。
ワークブックとしての性格を併せもち、批評の実践を経験することで、難解な理論も消化しやすくなる。
(原書 Peter Barry, Beginning Theory : An Introduction to Literary and Cultural Theory.3rd edition. Manchester University Press, 2009,338p.)
[amazonコメントより] 文学理論を包括的に扱った本はさまざまあり、それぞれに通読するに値する固有の意義があるが、その「実践に対する開かれ方」の観点からいえば、ピーター・バリー氏による『文学理論講義』に勝るものはないと思う。著者のスタンスは明瞭だ。
文学理論講義:新しいスタンダード